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LPやWEBサイト、SNSのそれぞれの役割
最近、X(元Twitter)で話題になっていたポストで、
「LPは集客用のページ」という内容がありました。
誤解を生じる内容だと思ったので、改めて、
「WEBサイト」「LP(ランディングページ)」そしてSNSの各役割を考えてみようと思います。
■LPの役割
そもそも、LP(ランディングページ)とはなにか?という話からしてみます。
LPは、「最初にたどり着くページ」を意味します。
Google検索でも、SNSからでも、チラシなどのQRコードからでも、WEBサイトにアクセスする際に「一番最初に見るページ」です。
しかし、WEB制作やマーケティングで用いられるLPというのは、
「WEBサイトと別にアピールするためのページ」であり、キャンペーンやセールなどに用いられることが多いです。
そしてその多くの場合は、お客様に行動してもらうために作るため、「CV(コンバージョン)させるためのもの」ということが多いです。
例としては、
「9月1日から10日まで、半額セールを行います」というキャンペーンを打つ場合、
チラシやWEB広告を打つのと同時に、「半額セールようのLP」を制作します。
チラシやWEB広告のリンク先をこのLPに設定します。
チラシやWEB広告を見て興味を持ったお客様が、このLPに見に来るので、購入や予約などの行動を促します。
LPは、行動させるためのページです。
なので、「誰に、どんなメリットがあるのか」を明確に見せる必要があります。
それが、通常のWEBサイトとは違う役割です。
LPは期間限定のことも多く、キャンペーンやセール、サービスごとにそのキャンペーン専用に作ることが多いです。
また、チラシやWEB広告、雑誌広告などとセットで使うことが一般的です。
LPのみの役割とするなら「集客」ではなく「サービスの説明からCV(購入や予約などの行動)させるもの」です。
集客は一緒に打つ広告で行います。
■WEBサイトの役割
WEBサイトは、LPに比べてもっと広くお客様を受け入れるものです。
サイトによって役割は様々です。
・コーポレートサイト(会社案内用サイト)は、会社を知った方が、「どんな会社だろう」と調べるためのものです。
ですので、デザインを会社のイメージに合わせて作る必要があります。一般的に安心感を与える役割があります。
・サービスやブランドサイトは、サービスやブランドに合わせてどのようなサービスがあるか、どういう価格か、どうしたらそのサービスを受けられるかなどがわかるような役割を持ちます。
購入前のブランディングから、購入後のアフターサービスまで、お客様に「このサイトを見ればわかる」と思ってもらえるようなサイトが良いと思います。
・ECサイトは直接商品を購入できるサイトです。
ここに来れば商品の情報や、いつでもネットで購入できるというのが役割です。
LPとは違い、常に開いているお店のようなイメージです。
また、SNSとは違い、常に必要とされてる情報を、見たいときに見れるような状態を保つことに長けています。
■SNSの役割
SNSは、WEBサイトではなかなか難しい周知や交流の場と考えます。
WEBサイトでわざわざメールフォームや電話では言いにくいことが、SNSでは気軽に伝えてくれることがあります。商品やサービスの良さ、逆にちょっとここは直してほしいなど、貴重な情報が得られる可能性が高いです。
情報が流れてしまうため、日々のお知らせなどには最適ですが、
製品情報や価格、キャンペーンの内容などはSNSのみで完結するのは難しいです。
ですので、WEBサイトやLPと合わせて運用していくことが大切です。
WEBサイト、SNS、LPはやりたいことを考えて使うことが大事
これらの役割はそれぞれ違うので、必要に応じて、効果があるものを選択して作っていくことが大事です。
LPの代わりをWEBサイトはできませんし、WEBサイトの代わりにSNSだけでカバーすることは難しいです。
業態やサービスに合わせて、適切な組み合わせで、運用していくと効果がアップします。2024/09/04